鳥羽街道 2023.2.7 くもり 会社OB(担当) 去年の夏に下見をした鳥羽街道(2/7 会社OBウォーキング企画 東寺から淀まで)に行く。
下見で漏らしたところ、下見では理解していなかったこの街道の存在理由、などなど多く勉強させてもらった。
山の下見でも1回のみでは抜けというか、省いたところが必ずある。例えば、この分岐からどこにいけるのか(表示があればいいが、ない場合もある)とかが代表的。街道歩きでも1回目はあくまでルートに従って行く。余分なところにはいかない。
今回は本番とはいえ、2回目ゆえ、色々発見はある。もちろん、一回目では理解ができていないところもある。鳥羽街道の存在理由もそうだろう。なるほどと思って出かけているが、現場ではルートを辿るのに99%は力点をおき、余裕は1%だ。これでは大事なことも頭に入らない。
鳥羽街道の重要な点は淀まで船便で運ばれた荷物を陸便で最短で京の京都に届けることだ。従って、ポイントは最短コースであることと、淀の港の確認だ。コースを見れば平安京の南の門の羅城門跡から真南に街道が作られていることがわかる。そして、淀には船着場の跡である「唐人雁木旧趾」がある。さらに途中には「くさつ港」という船着場もあったようだ。ここまで魚が届けられたようであり、魚市場の跡もある。
二条城の石垣用の石も運ばれたようだが、大きくて重いので途中でギブアップした証の石も残っている。それが鳥羽の大石であり、くさつ港の残念石だ。なるほどと理解できる。
さらに戊辰戦争の舞台となった街道でもあり、街道沿いや城南宮、妙教寺には戦没者のお墓や慰霊塔がいくつかある。
という具合に鳥羽街道の理解が深まる。2回目の収穫は残念石の存在と妙教寺の戦没者のお墓かな。淀城跡についてはまだ未消化の状態ゆえ次回にとっておこう。 |
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