西近江路 その3(堅田ー和邇)     2024.11.27 晴れ 会社OB 

西近江路は旧国道161号沿いの道といってもいいでしょう。湖西の湖岸沿いの道で越前(敦賀)に至る。西近江路というより、昔は北国海道と言われていたようだ。なお、湖東の道で越前に至る街道は中山道(8号)+北国街道(365号)だ。

 

今回はその3で堅田から和邇への道。参考資料は滋賀県教育委員会の西近江路の調査報告とアンドーさんという街道歩きの方の報告書。アンドーさんも教育委員会の資料を参考にして歩いている。

 

このコースの特徴は小野一族の神社やお墓がある点、和邇にはなぜかか二つの街道(上街道と下街道)がある点、そして、和邇は京都(途中経由)への分岐があったことから宿場があったようだ。

 

西近江路と確認できるのは所々にある北国海道の石柱や一里塚の存在だ。これがなければ、歩き甲斐もないかもしれない。また、西近江路の宿場(衣川や和邇)もそれらしき名残が感じられないゆえに幾分寂しい。

 

小野神社の祭神が餅作りの祖といわれていることから、例祭のシトギ祭には、全国の菓子業界からの参拝があるとのこと。

 

さて、現在、街道歩きとして京街道などいくつかの街道を3つのグループで案内しているが、西近江路は宿場の名残がないとか、それなりの案内施設もないなどの事情で、地元の会社OB以外のグループには案内しづらいという印象を持っている。

 

地元の人にとっては、通常は車での通過ゆえ、標識・一里塚などの存在は新鮮な発見になるだろう。また、日頃は単なる通過点にすぎない神社とか公園も意外に新鮮な感覚で受けているかもしれない。そういう視点では、今回のコースはいくつかの注目点はあったと思う。

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コースタイム

1000堅田駅①
1014旧161号合流②
1043小野駅③
1107道風神社⑤
1145小野神社⑥
1157-1225和邇公園・昼食⑦
1246榎顕彰碑(一里塚)⑧
1305中浜(下街道)⑨
1338常夜灯⑩
1404上街道と下街道分岐④
1423-1444唐臼山古墳公園
       (小野妹子公園)⑪
1457小野駅③


4-5-6-7-8-和邇駅近くの出口辻までが
上街道
出口辻ー(9)-10-4までが下街道

宿場は⑧近辺と言われているが、④と⑩の間の今宿も宿場といわれている。
いずれにせよ、京都への分岐をもつゆえ宿場があったのは間違いない。

また、下街道と上街道の使い分けが?
だが、下街道は船便の港のためかも。
いわば、京都便。


この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第290号)

 
  カシミール記録


距離   12Km
時間   5Hr



計画では唐臼山古墳公園立ち寄り
はなかったので、この分1Kmほど
延びた。 
     
北国海道・一里塚跡
仰木の榎も一里塚と呼ばれており? 
  小野妹子お墓 
     
道風神社  歴史の散歩道コースで小野神社へ   
     
    古墳群もある 
     
     
     
小野神社と篁神社のふたつがあるが小野神社境内の篁神社と説明されている。祭神は異なる。
また、道風神社は小野神社の飛び地境内にあると位置づけ  
     
ムクロジ    和邇公園・メタセコイア 
     
     
     
和邇の榎顕彰碑(一里塚と記載されていない)  下街道の湖側は石垣  常夜灯 
     
 標識の文字は読めないが
引用している教育委員会の調査書では
北国海道と記載ありとある
比良   
   
南展望台から琵琶湖大橋  東展望台から三上山  比良 
     
南展望台 東展望台